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グロースハックをできる「チーム」の作り方 | 40日で登録数2.23倍。転職会議が行った32回のABテスト【後編】

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これまで2回に渡って紹介してきた転職会議の登録者数を2倍にするための40日間のUI改善プロジェクト。

短期間に膨大な数のUI改善・A/Bテストを行い多くの知見を得る事が出来たものの、最も大切なことは『改善策を生み出し、実行し続けられる”チーム”になること』とディレクターの黒澤氏。

そこで最終回となる今回は、A/Bテストで成果を出すためのチーム作りをテーマに、転職会議チームが40日間のプロジェクトで大切にしていた考え方や仕組みを紹介していきます。

グロースハックをできる”チーム”になるための3つのポイント

1.「1人1案」「成功時の情報共有」で”自分ごと化”してもらう

今回のプロジェクトを通して効果的だったというのが、「必ず1人に1案以上改善案を出してもらう」ことと「上手く行った時は全員に共有してわかちあう」こと。

『最初は無理にでも1案を出してもらうようにすると、皆結果が気になって自分から毎日数字を見にくるようになるんですね。そこから自然とディスカッションするようになって、その場から新たな改善案が出てくるといった良いサイクルが回るようになりました』(黒澤氏)

結果として、前回も紹介したようにエンジニアの方が文言の改善案出しなどに取り組むなど、職種や役職に関係なく積極的にプロジェクトに参加するように。

A/Bテストを本格的に進めていく際には「エンジニアのメンバーといかに協力体制を築いていくか」は非常に重要なポイントですが、技術面での協力はもちろん、企画時から協力して取り組んでいる点は今回の成果に結びついた要因となっています。

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また、『結果が出た際にはメンバー全員に共有する事もチームとして取り組む上では重要。特に良い結果の場合には全員でわかちあうことで次の案出しのモチベーションにも繋がります』と黒澤氏。

メンバー全員に案を出してもらい、結果が出た際にはそれを全員に共有しわかちあうことで、チームとしての一体感が生まれます。

2.「やれるかもしれない」という雰囲気を作る

目標達成に向けてA/Bテストを実施・継続していくためには、チームを「やれるかも、やってみよう!」という雰囲気にもっていくこともポイントです。

そのために転職会議チームではプロジェクトの発足時に以前に効果があったメルマガの改善事例を共有

『メルマガのタイトルや文章、配信のロジックを地道にテストする事で大きくCVを改善した過去の事例を共有する事で、細かく地道な改善を継続する事でCVの向上に繋がる事を伝え、「それならやれるかも」と思ってもらうように努めました』(黒澤氏)

加えて、チームをポジティブな雰囲気にするためには実際に成功事例を早く出すことも必要なため、多くのテストを実施するとともに、文言改善やボタンの色改善など比較的効果が出やすいテストを積極的に実施したといいます。

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※プロジェクト中の1コマ。40日間の中でメンバー間の仲も深まり明るい雰囲気で取り組めたのも成功の要因とのこと。

3.目的や方向性を事前に明確にし、お互いが納得できる形で実行する

予め目的や方向性をメンバーに共有し認識を揃えておくことも円滑にプロジェクトを進めるためのポイント。

『例えば、今回はとにかくスピード重視でやっていたのでエンジニアメンバーには「捨てる前提で作ってください」と予め伝え、お互いが納得した上でA/Bテスト案の作成をしました。』と黒澤氏。

基本的にとにかくテストをやって数字で判断するというスタンスを保ちながらも、制作者のこだわりやコンセプトも事前にくみ取った上で、皆が納得できる折衷案も議論しながら進めて行くことが大切だといいます。

NOT 施策 , BUT チーム

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『ユーザーや導線、状況が全く同じというサイトはないので、個々の施策ではなくそれを生み出す心意気を備えたチームを作る事こそが最も重要だと改めて感じました』と40日間のプロジェクトを振り返る黒澤氏。

簡単なことではありませんが、そういった文化や風土のチームが作ることができれば、特定の人に依存せず、継続な改善を行っていくことにも繋がります。

これまでの記事も合わせて、自社でA/Bテストを実施される際には参考にして頂ければ幸いです。

【40日で登録数2.23倍。転職会議が行った32回のABテスト事例記事】

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