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「細かいサイト改善」で成果を出すための仕組みとは? CHINTAI社の細かいA/Bテスト事例(後編)

「細かい改善を積み重ね、成果を出す」ためにはどのような工夫・仕組みが必要か、2つの事例を紹介した前回の記事に続き、今回はその仕組みに焦点をあてていきます。

前回同様、株式会社CHINTAIの宮川様、安東様にご協力頂き、具体的な仕組みや考え方について詳しくお話頂きました。

案出しのやり方や、細かい改善で成果を出すためのポイントなどは必見です!

テスト実行までに時間をかけすぎない

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ユーザーさんが多く通る場所に絞って改善する

細かい改善を実行する上で注意したい点は、「改善場所の選定や改善案の作成に時間をかけすぎない」こと。

CHINTAI社では改善する場所を”多くのユーザーさんが通る場所に絞る”ことで、改善点の選定に余計な時間を書けないように気をつけています。

参考事例のキャプチャを共有してナレッジを貯める

同業他社さんだけでなく、例えば保険やEコマースなど他業界のサイトからも積極的に学ぶようにしています。多業界の事例も参考にすることで、今までの枠に縛られず考える事ができています。

と宮川氏が話すように、業界に限らず様々な事例を研究し、積極的に活用することがポイント。

各担当者が参考になると思ったものは、キャプチャを1つの場所にためたり、MTGで口頭で共有することで、チーム内にナレッジを貯めていきます。

案出しや会議もスピーディーに

テスト案の検討は週に1回のMTGで決定するとのことですが、時間をかけすぎないような仕組みが構築されています。

毎回のMTGでは各メンバーが2つ以上A/Bテスト案をもってきて、30分〜1時間程でその場でどのテストを実行するかを決め、すぐテストをします。

各メンバーが毎週2案もってくることをルールにすることで、必然的に1つの案を作るのに時間をかけすぎないようになったといいます。

改善の型を作り、ひたすらテストを回す

実際に今回実施した2つのテストについても詳しく伺いました。

事例1:CVボタンの文言を研究し語尾を「名詞」と「動詞」で実験

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事例1では、、文言が「動詞」と「名詞」どちらで終わる方が効果が高いのかを試しました。以前は雰囲気で特に根拠がなく決めていたので、数字できちんと把握したいという意図がありました。それにボタンのサイズのテストを組み合わせて行いました。

文言に関しては、”名詞より動詞の方がより相手にアクションを喚起しやすいので効果的”とよく言われますが、今回のは最終的に文言を名詞にし、ボタンを大きくしたC案が最も良い結果がでました。

ただ、ページや時期ごとにも結果は変わってくるため、『あらかじめ「名詞」「動詞」など、いくつかパターンを作っておき、時間をかけすぎず何度もテストを繰り返すようにしている』といいます。

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実際今回の事例においても、前段階でボタンの文言のみのテストをした際は、名詞より動詞の方がCVRが高いという結果がでており、この辺りは今後も継続的にテストを行っていくとのこと。

事例2:「エリア」と「都道府県」などの同義語で結果が変わるのか実験

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事例2は家賃相場を見た人はモチベーションが高く、CVRが高い傾向にあった一方で、ページの離脱率が高かったことからこのページの改善を決定。

仮説として、他のページとの違いが伝わらず、ユーザーが離脱してしまうのではないかと考えました。まずは文言に着目し、同義語に変えたり、事例1と同様「動詞」「名詞」を変えてテストをしました。

「調べたい」と「住みたい」や、「エリア」と「都道府県」など、文字の見た目やバランスのわずかな違いで最大5%の違いが生じました。

細かい改善で成果を出すための3つのポイント

細かい改善をする場合には、以下の点に注意する事でより成果に繋がりやすいです。

  • ユーザーがたくさん訪れる箇所に絞る
  • 同義語や「名詞」「動詞」など改善案の”型”を作り複数のページで試す
  • 案出しや会議の時間を極力減らし、とにかくテストをする

繰り返しになりますが。細かい改善だからこそ、最初にパターンを作ってスピーディーに、かつ地道にA/Bテストを積み重ねていくことで初めて成果をあげることができます。

皆様もCHINTAI社の事例を参考に是非チャレンジしてみてください。

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